モ3500形は、もと東京都電7000形更新車です。
旧7000形(01~93)には新造車と更新改造車があり、かつ直接制御車も間接制御車もありといった具合でバリエーションに富んだ形式でした。存続が決まった荒川線に残った7000形は1955~56年に日車で製造された最後のグループです。これらは都電時代の1977年にアルナ車両で車体更新が行なわれました。その際7001~31に改番しています。そのうち09.28の2両が1992年に、17.21の2両が2000年に豊橋入りしました。
なお入線に際しては改軌(1372mm→1067mm)を行ない、井原の急カーブも通過できるように降車扉の位置を変更しています。すべて冷房改造車ですが、初期に導入した2両は豊橋鉄道で設置されています。