モ3300形は、もと北陸鉄道金沢市内線モハ2300形。
モハ2300形(01~02)は1961年に日車で製造されました。
11.5m級全鋼製車で、サイズはモハ2200形(→名鉄モ560形)を踏襲していますが、制御器は直接制御から間接制御式になり、NE-22B(22.4kw×4)による全軸駆動、オイルダンパ付・エリゴばね・弾性車輪使用の防震台車NS16(日車)、ブレーキもセルフラップ式ブレーキ弁を取り入れるなど、意欲的な高性能車両です。
豊橋鉄道へ譲渡されたのは金沢市内線廃止の1967年。
当初モ300形301、02としてデビューしています。(1968年、3301・3302に改番)
冷房化改造がなされなかったことから、予備車扱いとなり、2000年3月に廃車されました。
現在、鉄道総合技術研究所でハイブリッド実験車として運用中