1000形は1981年にデビューした土佐電気鉄道初の冷房車です。アルナ工機で2両製造されました。同時期に製造された岡山電軌7000系とよく似た軽快電車のスタイルですが、制御方式は抵抗制御で駆動方式は吊り掛け駆動です。制御器は西日本鉄道331形から流用したKR-8(直接制御)で、モータはHS313BR (38kW×2)、台車も西鉄331形から流用したKL11Bを履いています。
100形は2002年にデビューしました。「ハートラム」の愛称をもつ土電初の超低床車両です。アルナ工機製のリトルダンサーA3タイプで、3車体連接構造となっており、両端の車両に動力台車が設けられています。ともに車内はセミクロスシートとなっています。