東武鉄道に在籍した戦前の旧型電車のうち旧32系を更新したのが3000系です。(S39-46更新)
車体は18mです。台枠も含めて新製していますので、種車の面影は全くありませんが、足回りは東武鉄道が電車運転を始めた大正末期のものをはじめとして他社から転入してきたものなど様々な車両を鋼体化した旧32系のものを流用しています。
32系といっても、当時の基準で、3=97kwモーター付き 2=デッカー方式の制御器付き車両という括りですから、M車は言うに及ばずT車など複雑怪奇な車歴を有しています。
なお添付した車歴については、
鉄道ピクトリアルの1997.12月号「特集 東武鉄道」
巻末の資料から転載しました。
なお3000系は冷房化できなかったため、S62から廃車が始まり、H8.4には全廃されています。