東武100系は、「スペーシア (SPACIA) 」の愛称で呼ばれる日光線・鬼怒川線系統用の特急形車両です。
1720系を置き換えるため、1990年6月にデビュー、1991年までに6連×9本=54両がアルナ工機と東急車輛で製造されました。
東武で初めてとなるオールアルミ合金製車体で、日立製のVVVFインバータ制御装置(GTO)を採用しています。150kW(3,330rpm)のモーターを1C8M方式でドライブするオールMの強力編成です。これは130km/hの高速運転を想定しながら、25‰の勾配と曲線が連続する日光線北部の運転を考慮してのものです。(ギア比は5.31)
2006年にはライバルであった国鉄~JR東日本とタッグを組み、双方の相互乗り入れが始まっています。
2012~12年、20年余りが経過したことからリニューアルが施されることになりました。
「東京スカイツリー」の「雅」と「粋」をイメージしたメタリック塗装に加えて、
日光線特急の伝統を受け継ぐ「サニーコーラルオレンジ」をベースにした、
3タイプが登場しています。