東急電鉄70形は
戦中から戦後(1942~46年)にかけて8両が川崎車輛で製造されました。
当初、集電装置はポールで、また両運転台という見るからに古風な路面電車の出で立ちでした。しかし連結運転を念頭に設計されており、間接非自動制御 (HL)となっています。
1949年に集電装置をビューゲルに変更、1956年にはパンタグラフ化されました。
1967年に“連結2人乗り”改造を受け片運転台化されています。
80形と同じく1978年から車体更新が始まりました。
外板の全面張替えや電源装置のSIV化などが実施されています。
1990年~には前照灯を前面下部に移動してシールドビーム2灯化がなされ
イメージが大きく変わりました。
また1994年には駆動方式をカルダン駆動に変更し、台車をTS332に交換しています。
なお1999年より順次廃車となった70形は2000年には形式消滅しましたが、足回りは300形に引き継がれています。