東急150形は、1964年に東急車輛で4両が製造されました。
デハ80形などと同じ13m級3扉車体ですが、
オールステンレス車体である初代7000系を彷彿させるコルゲート付きの角張った車体となりました。
しかし150形はステンレス製ではなく、スチール製(耐候性高抗張力鋼)なのです。
性能的にもカルダン駆動で間接自動制御であったデハ200形(1955年製)からは大きく後退したツリカケ駆動、間接非自動制御車となりました。
それはデハ200形にできなかったこと。
すなわち他形式との連結=総括制御を可能するためでした。
1983年から更新が始まり、片運転台化とともに顔つきも少し変わりました。
しかし、70形や80形のようにカルダン駆動に改造されることはなく、ツリカケ駆動のまま2001年、300形に置き換えられました。