札幌市電330形(331~335)は、1958年4月に登場しました(日立製作所製)。丸みの強い軽量車体に正面1枚窓のデザインは210形以降の道産子車両に引き継がれ、後に札幌スタイルと呼ばれることになります。
1971年に、全車ワンマン化され同時に制御器を東京都電8000形の廃車発生品に交換し、直接制御から間接非自動制御に変更されています。
旧型車のモータ(37.3kw×2)を引き継いだ210形以降の電車と違い、オリジナルのモータ出力は40kw×2と強力です。
1998年から2001年にかけ廃車されましたが、3300形に主要機器を譲り、足回りは健在です。