西武鉄道 旧101系は、
1969年の西武秩父線開業に合わせて登場しました。
通勤路線のみならず山岳路線までもこなす高性能車両で「ASカー(All round Service Car)」とも呼ばれていました。
モータは日立製のHS-836-Nrb・Prb又は東洋製のTDK-8010-Aでともに出力は150kWです。ブレーキは、HSC-Dを採用、勾配区間に備え電気ブレーキ付きとなっています。
主制御器は日立製のMMC-HTB-20E。一般的な抵抗制御ですが、加速がよく高速時の性能も向上しています。
1976年までに4連×50本=200両と6連×13本=78両の計278両が新製されました。
なお1987年には冷房化工事をすべて終えています。
西武の顔とも言うべき車両でしたが、2004年に池袋線系統と新宿線系統での運用を終え、最後まで使用されていた多摩川線のワンマン運転対応車も2010年11月をもって運用を終了しました。