西武鉄道3000系は
かつて3扉車オンリーだった池袋線用に8連(6M2T)×9=72両が製造されました(1983~1987年)。
車体外観は新101系とよく似た3扉車ですが、性能的には2000系と同様、省エネ化のため界磁チョッパ制御を採用し、回生ブレーキ付きの電気指令式空気ブレーキとなりました。
そのため、同じ3扉車である101・301系と連結ができず、クハには、電気連結器は装備されていません。
1992年には4編成が新宿線に移動、新2000系とともに701系・801系・401系を置き換えます。
しかし3000系は2000系との併結もできず、新宿線でも池袋線でも、8連固定でしか運用できない使い勝手の悪い車両となってしまいました。
2010年には3005F、3007Fが中間車2両を廃車し6連化、2013年 8連×5本が廃車、2014年12月までに2000系(1977~88年)に先駆けて全車両が廃車となりました。