西武鉄道 20000系は、2000年2月にデビューしました。
従来の黄色い西武電車とは、もちろんのこと
新車である6000系アルミ車とも大きくイメージが異なります。
それもそのはず20000系は日立製作所が提唱するA-trainを採用したダブルスキン構造のアルミ車両なのです。
A-trainでは大幅な軽量化がなされ、電力回生ブレーキの採用と相まって優れた省エネ性能を誇ります。また、このアルミ車体は、リサイクルにも配慮されており。「環境と人にやさしい」をテーマに車両を開発したい西武鉄道のメガネにかなったというわけです。
かつては「質より量」と揶揄されたこともある西武でしたが、20000系は、従来の車両に比べて車内・外の騒音や振動が低減され、ゆったりとしたバケット形座席に、きめ細かい温度調節が可能な空調などを備えた極めて快適な通勤形車両です。また、西武鉄道の車両としては初めて、ワンハンドル・マスコンや、LEDによる車外の種別・行先表示を採用しました。
編成は10連(5M5T)と8連(4M4T)の2種類。10連は車両番号(下二桁)が00番台、8連では50番台と区別されています。