相模鉄道10000系は、前面デザインや側面帯カラー色、車体幅、保安装置などを除き、JR東日本のE231系と同様の仕様となっています。近年、大手私鉄では車両調達コストを削減するため、電車の基本設計をメーカーの標準仕様にあわせる傾向にありますが、相鉄の10000系はその先駆けといえます。それまでの相鉄は直角カルダン駆動にこだわり続けるなど、独自の車両思想が貫かれていたのですが、あっさり方針変更されてしまい車両マニアとしては残念です。