京福電気鉄道は、かつて「叡山線」と総称される叡山本線・鞍馬線、および福井県内の越前本線、三国芦原線の鉄道事業を行っていました。 しかし叡山本線・鞍馬線は1986年に叡山電鉄に分離、福井県内の鉄道事業も2003年にえちぜん鉄道に譲渡して撤退しました。 結果、京都市内での軌道事業がメインとなった京福電気鉄道は、かねてから親しまれている嵐電(らんでん)の名称を2007年3月、公式愛称とすることになりました。 ここでは、嵐電(2007年)以降のモボ21形とモボ631形をご覧いただきます。
撮影場所:西院
モボ631形は、パンタグラフと主要機器をモボ111.121形などから流用したグループ。台車を新製(FS93)し、4個モータ車であったモボ121形の余剰モータを転用した点が特色です。制御器については叡山電鉄旧デナ21形のものを使用していました。(現在は新造の単位スイッチ式制御器に更新)1995年に631~633が製造されました。