8300系は、阪急初のVVVFインバータ車である8000系の京都線バージョンで1989年にデビューしました。
大阪市営地下鉄堺筋線に直通運転するために車体の規格を合わせており車幅がやや広いのですが、VVVFインバータ制御であることをはじめ、内装等もほぼ同じです。
ただ8000系に導入されているクロスシート車(8102形Mc2、8502形M1)に相当する車両はありません。
原則、8連は00番台、6連は10番台、2連30番台となっています。
製造時期の違いから様々なバリエーションが存在します。
89年~の初期車(00F - 02F・10F - 12F・30F・31F)は額縁スタイルのマスク。飾り帯がアクセントになっていました。
(11F~は飾り帯なし、既存の編成についても撤去)
93年~の03Fからは前面がくの字に折れ曲がったマスクとなりました。
ここでは00F、30F、03Fをご覧いただきます。台車がボルスタレスになった後期車は別形式を与えられたので8304系として別タイトルでまとめています。