岡山電気軌道3000形は、もと東武日光軌道線100形です。1953年に宇都宮車輛で10両製造されました。
直接制御車ですが急勾配区間を運用することから発電ブレーキ付のDBI-LBK4(東洋)が搭載されました。もちろん直通ブレーキ(SM-3 )も装備しています。台車はBrill 76Eのコピー版であるKS-40J。モータはTDK-532-Bです。
岡山には日光軌道線が廃止された1968年から翌年にかけて10両すべてがやってきました。15年しか働いていなかった訳ですから、岡電にとってはいい買い物ですね。
譲渡に当たっては、ビューゲルを岡電オリジナルの石津式パンタグラフに交換、側窓のアルミサッシ化などがなされました。また1970年までにワンマン対応改造も行われましたが、冷房改造はされていません。
2015年現在、05.07.10の3両が残っています。