7000系は、1980年にデビューしたロマンスカーです。1963年に登場したNSE車(3100形)のスタイルを踏襲、前面展望席を設けました。
LSE車は11両連接の固定編成で、両端とも付随台車となっているサハ7050形以外は、電動車のデハ7000形ということになりますが、一括りにできないほどバラエティーに富んでいます。
制御装置は、電気ブレーキ付き電動カム軸式抵抗制御のMM-39A形(東芝)(1C4M)、駆動装置は、TD平行カルダン駆動方式で、歯数比は80:19=4.21。ブレーキは、電気指令式電磁直通制動のMBS-D形。
台車は、アルストムリンク式空気ばね台車(FS508B(先頭=電動台車 住金製)など)です。主電動機の出力は140kW。TDK-8420-A形[東洋]とMB-3262-A形[三菱]、の2種類。
これらは、ロマンスカーの標準仕様といっても良いでしょう。
冷房装置は、集約分散式冷房装置(10,500kcal/h×3)CU-195形[三菱]で。先頭車両端は別途(4,500kcal/h×1)CU-23形[三菱]を追加しています。
1995~97年度に全4編成がリニューアルされました。リニューアル後はHiSEに準じた塗装に変更されイメージが一新されています。
2012年から廃車がすすみ2018年姿を消しました。