小田急30000形「EXE」 "Excellent Express"は、
1996から99年までに4連・6連とも7編成が製造されました。
連接構造は採用されず、また、分割・併合を行なうため通り抜け可能な貫通路を設けることなりました(「自動ほろ装置」付き)。よって前面展望席はありません。
主電動機は、三相誘導電動機TDK6335-A(東洋)またはMB-5065-A(三菱)でともに出力は195kW。
制御装置は、個別制御方式のVVVFインバータ制御(IGBT)で、
4連が(1C6M=MT比は1.5M:2.5T)のSVF-024A(東芝)、
6連が(1C4M=MT比は2M:4T) のSVF-024B形を2台搭載します。
個別制御方式の採用により電動機1台をカットしても急勾配を走行可能です。
ブレーキは電気指令式電磁直通制動。
台車はSS146[電動台車(住金)]。モノリンク式軸箱支持形ボルスタレス台車で特急向けにヨーダンパを装備しました。