P1 小田急電鉄 2600系 VVVF車 2666F

1995年。小田急電鉄は余剰となる付随車4両を電装し、新たに8両固定編成を組成することになりました。
これには新型となる2000形と同じ主制御器とモータが用いられることとなり、IGBT素子3レベル方式のVVVFインバータ制御装置(三菱製MAP-178-15V50形)と新世代のVVVF装置が搭載されました。
実は1986年に2662×8のサハ2762にVVVFインバータ制御装置が搭載されています。これは試作車ですが、2666×8の場合は違います。
なお、インバータ1基でモータ4台を制御する (1C4M) ユニットを2群、装置の中に収めることになりました。つまりMM’ユニットです。この点も3Mユニットであるオリジナルの2600系とは大きく違う点です。
モータは定評あるかご形三相誘導電動機(三菱製MB-5061-A形)で出力は175kW。歯車比は7.07となっています。
台車もTS-818Aに換装されましたが一部のパーツはFS360Aから流用しています。ブレーキは他のNHE車と同様のHSC-R形のままです。
2000年度から2600系の淘汰が開始されましたが、最初に廃車となったのはこのVVVF改造車の8連です。
えー!?と思いましたが、モータと・主制御器については2054×8に転用されていました。

アット・ニフティ アット・ニフティ会員に登録
ウェブサイトの利用について 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation