小田急20000形「RSE」 "Resort Super Express" は、JR東海(御殿場線)との相互直通運転に使用する車両として1991年に登場しました。
JR東海との協定により、371系電車と同じく、③.④号車に2階建て車両(ダブルデッカー)を配置、その2階に特別席を配置するなど基本仕様を統一しています。
よって、それまでのロマンスカーとは異なり、連接構造や前面展望席は採用されていません。
第1編成(20001×7)は1990年12月、第2編成(20002×7)は1991年1月に竣功しました。
基本的に足回りはLSE→HiSEと同じです。
371系が検査の際にはRSEがフォローに回り、その際は「あさぎり」全列車がRSEとなります。
RSE車および371系は2012年3月の改正で「あさぎり」運用から離脱し、以後は全列車MSE車で運転するため、姿を消しました。