西鉄66形(66~ 85)は1929年に新潟鉄工、川崎車輌(現・川崎重工業)において新製されました。66形という形式は、35から65まで製造された35形の続き番号です。車体は全鋼製車体で当時の路面電車としては珍しいものでした。
台車は川崎車輌製の76E-2、主電動機の出力は45kW。
これはその後の北九州線の標準スペックとなります。
しかし、車両重量があまりに重く、1950年に車体を軽量化することとなりました。内装を木製化することで軽量化したグループと別途半鋼製車体を新製し載せ替えたグループとがあります。
1964~67年にかけ車体新製車グループのうち9両が、福岡市内線に転属しました。1975年の福岡市内線一部廃止により、うち8両が北九州線に再び転属しました。1980年には車体更新がなされましたが、
1992年、北九州線路線大幅縮小の際に廃車。形式消滅しました。