高野線用 旧8000系は、1975年製の 電機子チョッパ制御試作車です。
自動可変界磁(AVF)式となる三菱製CAFM218-15RH を採用、高速域からの回生ブレーキを可能としました。
ブレーキはHSC-Rである。台車はS型ミンデン式であるFS-392/092。車体は6200系と同一、識別ポイントは電気連結器ではないことくらいでした。
8501-8001-8002-8502 の4連で竣工しましたが、8003-8004を1977年に追加、6連で運用されました。
8000系の省エネルギー効果は高かったのですが、量産型の8200系は界磁チョッパ制御を採用しました。
1990年にチョッパ制御器の一部を更新、回生失効時対策が施されたことから、三日市町を越えて橋本まで入線できるようになりました。
2001年には、7100系1次車の廃車発生品を流用して抵抗制御車に改造、6200系に編入され6521Fに改番、系列消滅となりました。
本来①号車は、橋本向けとすべきところですが、便宜上、反対になっています。