2005年に登場した2300系は、高野線の山線(橋本以南)直通用車両である2000系の後継車両です。
当初2300系は 山線の乗客減にあたり2000系をワンマン化・2連化したものとして考えられていました。
ところが、2004年に高野山が世界遺産に登録される事が決まり、多くの観光客を受け入れるにふさわしい大きな窓をもつクロスシートの観光列車として投入される事となったのです。
かつては難波まで乗り入れるスジもあったのですが、山を下りた急行は混むので、今は専ら山線専用となってしまいました。
2200系は、もと高野線の急行用として作られたズームカー(22000系)の改造車です。
2200系は2300系のデビューにより山を下り支線で活躍することになったのですが、2200系のうち2203-2253編成が観光列車に再改造(2009.3)されました。
これが2300系とともに山線の魅力をアピールする「こうや花鉄道プロジェクト」の核となる2200系「天空」です。
なぜかそのままの番号ではなく、2208-2258という番号が付けられました。
なんと下二桁の08は「橋本のは(8)」58は「高野山のこ、や(5.8)」という語呂合わせです。
支線区に転用された2200系は、同じく22000系改造車である2230系と合わせ別タイトルでUPしています。