500形は370形を基本とする軽量構造の全金属車(ナニワ工機製)です。中央扉が折戸から引き戸に変更されたほか窓の配置も改められています。
足回りは大阪市交通局から譲受した1701形の廃車発生品を流用しました。
ですから、制御器は直接式のKR-8、主電動機はSS-50(600V/37.5kW)、台車はKS-40J(Brill 77Eタイプ)というオーソドックスな構成となっていました。
ただし台車については1986年の西鉄北九州線部分廃止時に譲受したウィングバネ式台車K-10に全車とも交換されています。