国鉄と同じ、狭軌路線を持つ大手私鉄では、かつて当たり前のように機関車がいました。しかし今ではほとんどその姿を消してしまっています。しかし、名鉄には、まだ工事用、構内入換用にまだ機関車が残っています。もちろん廃止になってしまったものもありますが、それらも含めてここでご紹介します。
撮影場所:
名鉄 デキ600形はいわゆる「東芝40t」と呼ばれる凸型電機です。1943年から東芝が製造した戦時標準型で、603と604は中国海南島の日本窒素海南工業所に送られる手はずとなっていましたが戦局の悪化で輸送ができず、これら2両を1945年名鉄が譲り受けたものです。貨物輸送の主力として使用されましたが、現在は車庫等に常駐し、入換に従事しています。1992年にリニューアル整備を行い塗色をブルーに変更、制御装置や電動発電機なども交換されました。