国鉄と同じ、狭軌路線を持つ大手私鉄では、かつて当たり前のように機関車がいました。しかし今ではほとんどその姿を消してしまっています。しかし、名鉄には、まだ工事用、構内入換用にまだ機関車が残っています。もちろん廃止になってしまったものもありますが、それらも含めてここでご紹介します。
撮影場所:矢作橋
名鉄 デキ400形は、日車製の車体に、ウェスチングハウス社製の電装品を組み込んだ1930年製の箱形電機。愛知電気鉄道が発注した最後の機関車です。1935年の名鉄との合併に伴い400は402に改番されています。以後、東部・三河線で使用されてきましたが、貨物廃止後は矢作橋駅構内に常駐、夜間に工事用として使用されているようです。 1993年にはリニューアル。制御装置や電動発電機なども交換し、あわせて車体塗色もブルーに変更されました。