1965年に登場した7500系は。
界磁チョッパ制御(回生ブレーキ付き)となり、
定速度制御(結果的には撤去)を可能にしました。
性能は7000系を凌駕するものと言っていいでしょう。
ただ7500系は先進的なそのメカゆえ他形式との併結ができず、
7000系よりも先に姿を消しています。
7500系の1.2次車は2004年から05年にかけて廃車されましたが、
1967年~70年にかけて増備された3次形以降の増備車は、
それより12年も早く、なんと92年~93年にかけて廃車されてしまうのです。
本線特急を指定席車+一般車に組成し直す政策変更がその理由です。
モーターなど機器の多くが1030-1230系、1850系に流用されることになりましたが、哀れと言うより他ありません。
なお、クーラーは7000系後期車同様、PRU-1504形を天井に搭載しています。