名鉄5500系は1959年に登場した2扉クロスシートの一般車(SR車)です。
翌60年までに4連×5本と2連×5本=30両が日車で製造されました。
通勤輸送にも用いられる一般車で、新製時からクーラーを搭載したのは5500系が最初です。
東芝製のユニットクーラー(TAC-153T:4,500kcal/h)を1次車(5501 - 5510・5551 - 5556)は7台、2次車は8台搭載しています。
制御器も東芝製のMCM(電動カム軸制御器)です。5500系はすべて電動車なので、大型MGを搭載するためにもコンパクトなものとなっています。
駆動方式は中空軸平行カルダンです。
2005年までに全車が廃車されました。