名鉄3400系は、
1937年に登場した名古屋鉄道東部線用の元特急用車両です。
流線型の車体を持つことということだけでなく、回生ブレーキを動作させることができる制御器には、速度低下時に界磁制御により自動的に力行に移行するという機構が備えられていました。もちろん吊り掛け駆動ですが、自動加速制御器を搭載するAL車であるということ以上の先進的な車両であったと申せましょう。
ここでは、車体更新がなされ4連で使用していた頃のものと、動態保存車両として継続使用されることとなった3401F(もと3403Fを2連化 モ3401-ク2401に改番したもの)をご覧いただきます。なお、3401Fの引退時の画像もご覧いただけますが、これは冷房改造されているだけでなく、台車も取り替えられているために3400系の大きな特色であるスカートに大きな切り込みが入るなど変化が見られます。そういうところにもご注目いただけたらと思います。