名古屋鉄道8800系は7000系・7500系に次ぐ、パノラマカーですが、パノラマデラックスの愛称にふさわしい装備を満載した車両です。ジョイフルトレインとしての使用も考慮してのことでしょう、客室にはコンパートメントが採り入れられ、サロン室なども設けられました。
前面展望室はハイデッカーとして前面からの眺望を確保しています。このスタイルが次世代のパノラマカーである1000系パノラマスーパーに引き継がれていることは言うまでもありません。
1984年のデビュー当初はモ8800形の2両編成でしたが、1989年にサ8850形を新製してこれを組み込み、全車特別車の3両編成となりました。
3連×4本=12両が在籍していましたが、2005年に全車が廃車されました。