6000系は、1976年にデビューしました。1C4MでMT比が1:1の抵抗制御車です。通勤型車両としては異例のブルーリボン賞を受賞したことに気をよくしてか、6000系は85年までの長期にわたって増備され、多くのバージョンが存在しています。
なお6000系11次車~としても扱われる6800系を含めると92年まで製造されたことになります。
しかし、6800系は制御器が界磁添加励磁制御に変更され回生ブレーキも備えていることからも別系列と考えるのが妥当でしょう。
というわけで6000系は4連×26=104、2連×26=52の計156両。としておきます。
1~4次車(76~79年)は側窓が7000系パノラマカーのような連続窓でしたが
5~8次車(80~83年)は側窓がドア間に3つの独立窓へ変更されました。
9.10次車(84,85年)は6500系1・2次車と同様の車体に変更。
いわゆる「鉄仮面」と呼ばれるデザインになりました。
4連はMMユニットの6500系に移行していたため、鉄仮面の6000系は2連のみです。
現在は、そのすべてがロングシート化されていますが、当初は小ぶりの固定クロスシートが配置されていました。
瀬戸線に転属したものや、三河線などのローカル線でワンマン運転対応改造されたものも存在します。
2011年、瀬戸線用4連に廃車が出ました。安泰とはいえないようです。