北勢線は、近鉄時代の1977年に大規模な近代化が行われています。その核ともいえるのがモ270形です。間接自動制御(ABF)を導入することで機関車のように機回しをすることもなくなりました。ブレーキはAMA-Rでしたが1991年よりワンマン化にあわせてHSC化が進められています。興味深いのは電装解除されているとはいえ三重交通から継承された旧型車です。なかでも200系(ク202-サ101-サ201)となった三交モ4401形は世界的に見て珍しいナローゲージの連接車です。ここでは2003年4月に三岐鉄道に継承される以前の北勢線をまとめてみました。