8000系は、奈良線用の大型車900系をベースに作られた1500V昇圧対応車です。
1964年に2連×31=62両が製造され、以後3・4連化のための中間車も増備され1980年までに総勢208両の大所帯となりました。
なお昇圧に際し900系を編入する予定があったので00~20は欠番となっています。
21~59Fはファンデリア装備車として登場し、60~90Fはラインデリア装備車となりました。(なぜか大阪線などのように8060系とはなっていません。)
1974年に8023Fに対して試作的に冷房改造がなされ1977年から本格的に改造が始まっています。
また1981年から界磁位相制御(回生ブレーキ付き)への転換工事を一部の編成に施工しています。
Mcを電装解除しTcに、Tに制御機器を搭載、Mへ転用の上、Mとペアで1C8M化を行うという大規模なものです。
これらについては別タイトルでまとめています。
2013年現在、初期車は全廃され、後期車(ラインデリア装備)の冷房改造車も廃車が進んでいます。