近畿日本鉄道7000系は「けいはんな線(旧東大阪線)」用の車両です。
大阪市営地下鉄中央線に乗り入れるため、集電方式は第三軌条なっており私鉄大手では例を見ない珍車です。
東大阪生駒電鉄時代である1984年にク7103-モ7503-モ7502-ク7602の4連が先行試作されています。86年4月には近鉄に編入され、10月の近鉄東大阪線の開業時には量産車01F~08Fの8本が増備されました。89年には10Fが追加され、⑥×9本(54両)が在籍します。なお制御装置はVVVFインバータ(GTO)で偶数編成は日立製、奇数編成は三菱製となっています。また、編成番号01F~05Fは軌道線、06F~08F、10Fは鉄道線所属となっているのもおもしろいところです。
7020系は2006年「けいはんな線」の開業にあわせて新製されました。現在、⑥×4本(24両)が在籍します。制御装置がIGBTインバータに変更されました。
ちなみに7000系は7020系の内外装に合わせてリニューアルされています。