P3 近畿日本鉄道 南大阪線系統 6800系 ラビットカー

近鉄6800系は、1957年に登場した南大阪線用の高性能通勤車です。20mの車体に両開きドアを片側に4つという構造は以降の近鉄通勤車の基本となりました。Mc-Mcが基本編成で75kWモータを1C8M制御します。加速度4.0km/h/sの高加速性能と、高減速性能のため電磁直通空気ブレーキ(電気ブレーキ付き)あわせてもつことから、高加減速で走行する姿を跳びはねる兎にたとえ、「ラビットカー」と名付けられました。増結用のモ6850形(1C4M)を含め40両製造しましたが、冷房改造されたのは6855~58のみでそれ以外は1983年から廃車がはじまりました。
1993年には6857と6858が養老線に転属、600系(モ606+ク506)となり系列消滅しています。現在は養老鉄道で運用され2009年にはオレンジに白帯というオリジナル塗装を復活させています。

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