5200系は、1988年、急行兼団体用車両としてデビューしたクロスシート車です。
それまでクロスシート車は固定のBOXシートでロングシート車と同じ4ドア車体でしたが、5200系では車体を一新3ドアとし、自動転換クロスシートを導入しました。
よってシートピッチは910mmとなり居住性が大幅に改善されています。
足回りは同時期に製造された角形一般車と同様、1C4M制御のVVVFインバータ制御[GTO]で、5201~04Fが1422系、5205~08Fが1430系、5209系5209、10Fが1435系、5211系5211~13Fが1437系とほぼ同一の仕様となります。
というわけで5211系はボルスタレス台車となります。ただ車体はアルミではなくスチール製となっています。
ブレーキはHSC-Rとし、従来の界磁チョッパ制御車や抵抗制御車との併結も可能です。
5200系(1988~年)01~08F:
5209系(1991年)09.10F:電源をMGからSIVに変更。
5211系(1993年)11~13F:Tc車のディスクブレーキを1軸2ディスクに変更(後に1ディスクに改造)。
2009~14年に車体を更新、VVVFマークがなくなるなどの変化があります。