400系(600系)旧型車は、1969年の奈良、京都各線の1500V昇圧工事に際し、15m級のツリカケ駆動の旧型車の一部について、従来の車体を流用、昇圧工事を実施したグループです。
本線用車はモ600形-モ650形-ク500形+ク550形の4形式による600系、
支線用車はモ400形-ク300形の2形式による400系と区別されます。
種車は、大軌時代から使用されていたものに加え、近鉄で増備されたもの、あるいは奈良電からの編入車両もあり、バラエティに富んでいます。
晩年は田原本線で活躍していましたが、409Fを除き1977年にはすべて廃車となりました。