1978年、10100系「ビスタカー」の後継車両として登場しました。
10100系のような連接構造ではなく、30000系では先頭車となる電動車には12400系のデザインを踏襲した通常のボギー構造を採用しました。
そして中間車となる付随車をダブルデッカーとしたのです。
車体の中央に1か所設けられた扉付近が吹き抜けのエントランスホールとし階段室を兼ねるという個性的な構造です。
30000系は、1996~2000年にかけリニューアルが実施されました。
とりわけ大きく変化したのは中間車で、その2階部分の小窓は天井部の明かり窓と一体化した曲面ガラスに取り替えられました。
天井部も拡大され居住空間が改良されています。VISTA EXと名付けられました。