2610系は大阪線、名古屋線用クロスシート車である2600系の発展型で冷房付きとなりました。
1972年から76年にかけて4連×17=68両が製造されました。
大阪線用ロングシート車の2800系と同様、初期車(2611~16F)のクーラーは8500kcal×5台でしたが、後期車(17~27F)は容量をUP、10500kcal×4台になりクーラーキセがつながった形状になっています。
駆動装置はWNドライブ。モータはMB-3110-A (155kW)。
制御装置はABFM-214-15-MDH(抵抗制御:1C4M)です。台車はKD-72(シュリーレン式空気ばね)が基本となります。
当然、青山越えが可能です。なおトイレはサ2760形に設置されています。
1991年から車体更新工事を行いロングシートに改められました。結果、2800系との違いはトイレの有無程度です。
なお1996年と1997年に車体更新工事を行った編成は、L/Cカー(クロスシートとロングシートを切り替えできる)となっています。
(2800系にもL/Cカーが存在します。)