近鉄12600系は、1982年に登場しました。12000系を基本とする汎用特急車の最終グループで、18000系の廃車代替という位置づけになります。
12410系との違いは、当初から4連として製作されたことです。結果、編成全体の定員数は、12410系(83年に4連化)と同じく264名なのですが、トイレの位置を変更することでMcとTの1両あたりの定員を68名とそろえたことが特色です。
ただ12400系12410系と足回りに大きな変化はありません。モータは三菱製(MB-3127-A、180kW×4)が採用されました。車体デザインもサニートーンを取り入れた「サニーカー」の一族です。1986年には02Fが追加され4連×2=8両が在籍します。12400系などと同様、1988年から120km/h運転対応工事が施工されました。
2002年に車体更新工事が、2017~18年にはB更新と呼ばれる二回目の更新工事が施工されています。喫煙室の設置など