12410系は、1980年に登場しました。12000系を基本とする汎用特急車のグループで、12200系、12400系と同じく、モータは三菱製(MB-3127-A、180kW×4)が採用されました。
12400系同様サニートーンを取り入れた「サニーカー」の一族でもあります。
12400系との違いは3連で登場したことです。
ただ1981年に増備された15F は4連で落成していますし、11F~14Fも1983年にサ12560を追加し4連化されています。(現在は4連×5=20両)編成全体の定員数も264名となりました。
床下機器の配置などに違いはありますが、今や運用上違いはないといっていいでしょう。
一方で、マスクの形状や台車など、30000系ビスタカー(初期車)と多くの共通点が見いだせます。
1988年から120km/h運転対応工事が施工され、2000年から車体更新工事が施工されています。