10400系は、1961年に乙特急用として新造されました。当初は125kwモータでしたが、後述する11400系と足並みを揃えるため66年に145kwモータに変更されています。
MMユニットの2両(モ10400形)を基本にTc(ク10500形)を1両もしくは2両を増結する編成でした。
クーラーの方式を変更した1974年、Tc-Tc-Mc-Mcの固定編成となりました。1992年までに廃車されています。
11400系は、10400系をベースに、モータを145kWにパワーアップしたモデルです。
冷房装置も集中式から分散式に変更しました。1963年に3連×10=30両でデビューしました。
65年には湯の山特急、名古屋~伊勢間特急の増発のためにMc10両とTc2両を、さらに69年に11520形(12200系タイプのTc)3両を追加、3連×15=45両の車両群となりました。
79年以降、内装を改良、中間Mcの運転台を撤去し、3両固定編成15組となりました。
22000系(ACE)の登場により1997年に全車廃車となりました。