京成3200形は1964年から1967年にかけて88両製造されました。
3150形と同様、4連固定編成で登場しました。
初期車である01~20の20両は、3000系の兄貴分と同様オールM車で
3201~3212は住金製FS-361台車・WNカルダン・三菱電機製MS-3028-Eモーター
3213~3220は汽車製KS-121台車・TDカルダン・東洋電機製造製TDK-810/4Fモーター
と2パターンあります。
なお従来型との外見上の大きな相違点は、両開きドアを採用した点があげられるでしょう。足回りについては、後期車に大きな変化が現れます。
先頭車の運転台寄りの台車をモーターのない付随台車としたのです。
(出力も75kWから100kWにUP)。
以後このタイプ「6M車」が3500形まで引き継がれてゆきます。
これらについても2パターンあり
3221~32・3253~64・3277~80・3291~98:汽車製KS-121A台車
・TDカルダン・東洋電機製TDK-816-Aモーター
3233~52・3265~76:住金製FS-361A台車
・WNカルダン・三菱電機製MS-3097-Cモーター となっています。
なお3291 - 3298の8両は特急「開運」号用に製造されたセミクロスシート車で、
3292と3296にはトイレと車内販売準備室を設置、
別形式を与えても良いくらいです。
当J鉄局では別タイトルでご紹介します。
更新が開始されたのは1985年から89年にかけてです。
同時に冷房化も実施されました。
後期車(90番台を除く)60両については6連×10本と編成替えがなされています。
廃車は2003年から2007年にかけてすすめられました。