1988年。京急 旧1000系(4連×2本;デハ1029~1032・デハ1037~1040)8両が京急の子会社である京急車両工業(現・京急ファインテック)を通じてリースされました。これは京成の冷房化率が大手私鉄の中で低く、早急に冷房化率を上げるためにとられた施策であるといわれています。
車体側面の社名表示を「KHK」から「Keisei」に交換
車両形式称号は「モハ1000形」に変更されましたが、
塗装は赤い車体に白帯のままで、ほとんど改造されずに使用されました。
京成3700形の増備に伴い1991年に1編成(モハ1037~1040)を返却(除籍・解体)し、残る1編成(モハ1029~1032)も翌1992年に千葉急行電鉄へ貸し出され、わずか4年ほどで形式消滅しました。
なお、千葉急行車は塗装を青に白帯となり、社名表示も「千葉急行」に変更されました。
以後、京成の普通用4連と共通運用で使用されましたが、
こちらもわずか2年後の1994年に返却(除籍・解体)されました。