600形Ⅱは、1957年製の1650形を基本とした18m級の全金属製3扉車体と旧型車の主要機器(600形Ⅰ、700形Ⅰ)を組み合わせた更新車です。
1961~65年にかけて53両製造されました。
600形Mc:601 - 606, 611 - 626 (すべてナニワ工機製車体)680形M:681 - 685(うち684 .685は川車製車体)650形T:651 - 664(うち660 - 664は川車製車体)。
630形は1964年に前述の1650形を電装、630形Mc:631- 640として600形に統合したものです。
700形Ⅱは、1000形、1100形(ともに2代目)の主要機器を流用し、車体を新製する形で誕生した更新車です。
1967~70年にかけて44両が製造されました。
また700形Ⅱは、1977~78年にかけて新たに1000系Ⅲとして再デビューしています。
これは車体を流用して主要機器を取り替え1500V昇圧に対応、あわせて冷房化することにしたものです。
改造は編成単位で運用されていた7連×6=42両が対象となりました。
京阪線の1,500V昇圧に際し、1800系Ⅰの主要機器と630形の車体を組み合わせ一部が1800系Ⅱへ改造されました。
残りは1983年12月の昇圧時に全車廃車となりました。