★300形(1965年301 - 304/1967年305 - 308)は、
初代300型の制御機器である英国デッカー社製(1923年)「DK-C改」にブリル台車MCB-II(301~304)、MCB-IIX(305~308)と年代物の鉄道遺産に、川崎車両製の片運転台・両開き2ドア車体を組み合わせたものです。1970年にスライダーポールからパンタグラフに変更しています。
足回りが古い分、260形に先がけ1984年に全車廃車されました。
ただし車体は600形1次車(601~608)に流用されています。
★350形(1次車:1966年351 - 355/2次車:1967年356-361)は
琵琶湖鉄道汽船が新造した100形がルーツとなる800形の機器を流用して3000形同様の車体を組み合わせたものです。(但し1次車は両運転台)
石山坂本線線用であるため発電ブレーキなどは省略され京阪線一般色となっています。
モータの出力こそ82kWと強力ですが2個モーターですので車両単位では出力は低くなっています。1970年にスライダーポールからパンタグラフに変更しています。
1997年10月の大津線昇圧時に形式消滅しました。
★500形(501-502(←285-286)503-504(←283-284)1979年改造)
(505-506(←281-282)1981年改造)
260形4次車を種車に車両高性能化を図るため改造されたものです。
大津線の昇圧にあたり、1992~93年にかけて廃車、700形705 - 710の種車となりました。