800形は1978年。京急創立80周年にちなんで命名されました。
車体はスチール製で、各駅停車用に作られた車両ではありますが、界磁チョッパ制御車であり、ワンハンドルマスコン、全電気指令式ブレーキ(回生ブレーキ付き)などを京急で初めて採用した意欲的な車両でもあります。
まず1981年にかけて3両編成が25本製造されました。
1982年からは6両編成化のため中間車を3両(×15編成分)を新造し、1986年製の6両編成2本を加え、総勢132両を数えます。
1994年からは更新工事も施され3両編成で残っていた801 - 810編成も、6両編成となりました。これらについては運転台跡の形状が残っています。
旧1000形なき今、貴重な片開きドアとなりました。