9500形(9501~15)は、1995~2000年にかけて800形の主要機器を流用して製造されました。
800形自体が、もと大阪市電2601形の改造車ですから、吊り掛け駆動で抵抗制御、それも直接制御器を引き継いでいます。ただし台車は800形時代にブリル形からFS86へ交換されています。改造はアルナ工機で行われました。
9700形(9701, 02)は、1998年にデビューしました。車体は9500形とほぼ同じで、ともにアルナ工機製ですが、更新車で直接制御の吊り掛け駆動である9500形と違って、間接自動制御のカルダン駆動車となっています。集電装置もシングルアームとなりました。
ただ2110形がVVVFインバータ制御なのに対して、9700形は抵抗制御となりました。