7000形 ユートラムⅡは2007~08年にかけて導入された超低床車。アルナ車両のリトルダンサーシリーズA5タイプ=5車体連接車です。
全長は18mで、台車はA・E・B車体にあります。モータは60kW(TDK-6309-A)、A車に2個、B車に1個の計3個を装備しています。よってE車の台車は動力のない付随台車となります。SS06(A車)・SS01A(B車)・SS07(E車)
1000形と同じく台車は車体に固定され回転しません。
制御方式はIGBT-VVVFインバータ(IGBT)制御、ブレーキは回生・発電併用で 1000形と同じく電動ばね式ブレーキ(Tread-EBI)を搭載します。
1000形は2001年にデビューしました。運転室付きのA・B車体の間にC車体をフローティングさせた3車体連接構造となっています。国産初の超低床路面電車LRTで、アルナ工機の提唱する「リトルダンサーA3」タイプです。ちなみにAはArticulatedのA。3車体ということでA3タイプとなります。
車体を折り曲げることでカーブを曲がりやすくしています。制御装置は2140形以来のVVVFインバータ制御、IGBT素子を採用しています。特筆すべきはブレーキです。コンプレッサーを必要としないエアレス・オイルレスの電動バネブレーキ装置が採用されました。これは世界初のシステムです。2005年までに9両(1011~19)が増備されました。