キハ189系は、特急「はまかぜ」で使用されていたキハ181形気動車の置き換え用として、2010年に投入されました。基本編成は3両。2編成併結で運行されることもありますが、1両単位の増減も可能です。
車体はステンレス製で、先頭部のみ鋼製となっています。
エンジンはキハ122・127系と同じSA6D140HE-(450ps/2100rpm)を2基装備します。
台車は電車で多用される軸梁式ボルスタレス台車WDT66を採用。急カーブの存在する路線を通過することからヨーダンパとアンチローリング装置を装備するとともにフランジ塗油装置も装備しています。しかし振り子装置は搭載されませんでした。
キハ181形やキハ40系といった在来の気動車に性能を合わせることが出来る性能選択スイッチも装備しており、キハ187系よりも電車に近づいた機能的な車両となっています。
営業最高速度は130km/h、電車並の加速性能をもち、223系、225系新快速に伍して走行することが可能です。