JR西日本521系は 2006年10月。北陸本線長浜~敦賀、湖西線永原~近江塩津の直流化にあわせて投入されました。223系など直流電車の電装品などを極力共用しつつ、交流区間でも使用できるようにしたJR西日本初の近郊形交直流電車です。 2両編成が基本ですが、交直流対応装備はTcに集中搭載するユニット構成となっています。これによりMcは直流電車とメンテの共通化がはかられています。2010年3月からは2次車の投入によって北陸本線の金沢地区にも運用範囲を広げました。2013年11月からは3次車が投入されます。前面デザインが225系に準じた姿に変更され、先頭車両に転落防止幌が装着(のち1・2次車にも)されました。
なお2015年3月の北陸新幹線金沢開業に際して、「あいの風とやま鉄道」に2連×16本「IRいしかわ鉄道」2連×5本が譲渡されています。